パンプスの選び方
pumps guide
足のかたちやお悩みは人それぞれ。パンプスも、選び方のポイントが違ってきます。
痛くない、疲れない、しっくりと足に馴染む。そんな運命の一足に出会っていただけますように。
パンプスの種類
ネットショップでの検索も同じで「一体、何のワードで検索すれば、欲しい靴が見つかるの?」と、困ったこともあるのではないでしょうか?
ここではパンプス選びに役立つ、デザインの名称や、それぞれの特徴・機能をご紹介します。
トゥの種類から見つける
ポインテッドやスクエアの度合いによって、細かく分けられる場合もありますが、まずは基本的な4つの形をご紹介します。
ポインテッドトゥ
特徴
三角に尖った形のトゥ。定番のスタイルとして長く使えます。クールですっきりした印象になります。
おすすめシーン
きちんと見せたいビジネスシーンや、特別感のある装いをしたい結婚式におすすめです。
ラウンドトゥ
スクエアトゥ
特徴
台形のような形の四角いトゥ。レトロでクラシカルな印象になります。現在のトレンドでもあり、つま先をステッチで縫ったデザインや真四角に近いデザインなど、種類が増えています。
おすすめシーン
トレンド感を意識したい職場のオフィススタイルや女子会には、ぜひ取り入れたいデザインです。
オープントゥ
特徴
つま先が覆われていないデザイン。そのぶん通気性がよく、蒸れにくく快適です。
おすすめシーン
初夏にはサンダルライクなスタイルを楽しめます。結婚式では着用NGなので注意が必要です。
パンプスのデザインから探す
プレーンパンプス
特徴
もっともベーシックな形のパンプス。定番で、シーンを問わず使いやすいデザインです。
メリット
トレンドに左右されない
冬は暖かい
デメリット
むくむと窮屈に感じる
夏は蒸れやすい
セパレートパンプス
特徴
つま先とかかとを覆うデザイン。サイドは空いており、足首をストラップで留めるタイプが主流です。
メリット
脚がきれいに見える
蒸れにくい
デメリット
靴下コーデに不向き
サイドオープンパンプス
特徴
片側だけがオープンになった変形デザイン。
メリット
肌見せで抜け感をプラスできる/おしゃれに見える
デメリット
使用シーンを選ぶ
アンクルストラップパンプス
特徴
足首を固定するストラップが付いたパンプス。留め具はサッと着脱しやすいS字フックがおすすめです。
メリット
足首が華奢に見える
脱げにくい
デメリット
ストラップを留めるひと手間が必要
甲ストラップパンプス
特徴
甲を固定するストラップ付。2連タイプやT字ストラップなどさまざまなデザインが見られます。
メリット
靴とのフィット感が高まる/脱げにくい
デメリット
ストラップを留めるひと手間が必要
バックストラップパンプス
特徴
ミュールのようにかかとがオープンなバックレスタイプ。かかとを通るストラップで足を固定します。
メリット
蒸れにくい
かかとがパカパカしない
デメリット
冬は寒い
ヒールの高さ
どれくらいの高さのヒールを選ぶかは、使用目的や着用シーンによっても変わってきます。
フラットでカジュアルな靴がワンマイルシューズとして人気ですが、ビジネスやパーティなどのフォーマルな場ではヒールのあるパンプスがベターとされています。
妊婦さんやヒール靴に慣れていない方は無理をする必要はありません。TPOは意識しつつ、自分が無理なく歩けると感じるヒール高を選ぶのがベストです。
フラットヒール(ぺたんこ)
ローヒール(1~2cm)
ミドルヒール(3~5cm)
ハイヒール(7cm~)
サイズ選びのポイント
大きいサイズをぴったりサイズと思い込んでいたり、幅広だと思っていたら幅狭だったり。実際に測ってみると、新しい発見があるかもしれません。
ぴったりのパンプスを見つける第一歩は、自分のあしを知ることから始まるのです。
正しいサイズを知ろう
足長と足囲を計測することで、JIS規格に基づいた正しいサイズを算出することができます。
サイズの計測の仕方
- 準備物
厚みのある本・A4サイズの紙・セロハンテープ・ボールペン・はさみ
- 計測場所
床は硬く、凹凸のない場所
まずは【足長】を測ります。
A4用紙の中央に縦線を引き、壁に紙を縦長に固定します。
縦線に人差し指とかかとを合わてください。
本を縦線に対して垂直に置き、つま先の位置に印をつけます。
かかとから印をつけたつま先の位置までの長さ、これが【足長】です。
次に、【足囲】を測ります。
A4用紙を1cmほどの幅で、縦長に切ってください。
紙の上に、親指側のでっぱりと小指側のでっぱりが来るように足を置きます。
そのまま紙を足に巻きつけるように一周させ、紙が交わった位置に印を付けます。
この長さが【足囲】です。
足長と足囲の寸法が分かったら、ワイズ表からご自身の足のサイズを探してみてくださいね。
足の形とトゥ
指が長い人、幅の広い人、厚みのある人……あしの形は人それぞれ違いますが、つま先の形によって、大きく3つのタイプに分けることができます
それぞれに特徴があり、あしの形と靴の相性によって、快適に履けるパンプスのデザインが変わってきます。
ギリシャ型
人差し指が親指より長いのが特徴。人差し指を頂点につま先が三角形をしています。
ポインテッドトゥ・ラウンドトゥがおすすめです。
エジプト型
親指が一番長いのが特徴。日本人に一番多くみられるタイプです。
ラウンドトゥ・スクエアトゥがおすすめです。
スクエア型
指の長さがほぼ同じで、全体的に四角い形をしています。日本人では珍しいタイプです。
ラウンドトゥ・スクエアトゥがおすすめです。
ライフスタイルに合わせて選ぶ
プレママ・子育て中
おなかが大きくて足元が見づらかったり、乳幼児連れのお出かけは荷物が多くなったりするので、脱ぎ履きのときに手を使ったり屈んだりするのも避けたいところ。ストラップやシューレースのない、スポッと履けるタイプが重宝します。
お子さまが抱っこを卒業したら、次は走り回るお子さまの後を追いかけることが増えるので、ぺたんこパンプスは長い期間大活躍してくれますよ。
卒入学・セレモニー
卒業式なら格式を感じさせる黒、入学式には春らしさを意識した白っぽいお色のスーツが主流。足元のカラーも冒険せず、黒やアイボリー・ベージュ・グレーなどのモノクロやニュアンスカラーが使いやすいです。
普段パンプスを履かないなら、ヒールの高さは無理をしなくても大丈夫。 3㎝~5㎝ほどのミドルヒールを選べば、セレモニーの一度きりでなく、その後のお出かけやお仕事にも活躍してくれるのでおすすめです。
パーティ・結婚式
結婚式では、カジュアルな素材やチャンキーヒールのほか、殺生を連想されるファーやアニマル柄などもNG。ドレスに合わせて、パンプスも格式高くきちんと感があるものを選んで、お式を華やかに引き立てましょう。お色や装飾などドレスとのバランスも大切に、トータルコーディネートを心がけましょう。
お仕事
外回りや立ち仕事の多いお仕事なら、歩きやすさや疲れにくさはパフォーマンスを維持するためにも大切。あなたの足にぴったり合った「疲れない」1足を厳選しましょう。
周囲への配慮として、ヒールのカツカツ音が気になる、という方も多いですね。
雨の日
そんなときには、晴雨兼用で使えるパンプスがお役立ち!防水加工を施してあるので、急な雨に見舞われても、雨水に浸水されてしまう心配もありません。
また逆に、雨降り予報に反して、晴れてしまうことがあってもOK。いかにもレインシューズ!なデザインではなく、見た目は普通のパンプスと同じなので、予報外れでおしゃれが台無しになる心配も不要です。